この研究室で、学生はどのように過ごし、何を身につけ、どこへ進んでいくのか。
研究テーマだけでは見えにくい日常と成果を、このページでまとめています。

どのような学生がいるのか
建築を学びながら、都市・交通・データ・計算にも関心が広がった学生が多く集まっています。東京大学や建築系の学生に加え、他大学の情報系・土木系・数理系から進学してくる学生も多くいます。
出発点はさまざまですが、共通しているのは、空間や都市を感覚だけでなく、現象として定量的に捉えたいという関心です。
出身大学例:
東京大学、千葉大学、早稲田大学、慶応義塾大学、東京理科大学、明治大学、東京都市大学、名古屋大学、京都工芸繊維大学、奈良女子大学、大阪市立大学、Syracuse University など
研究の進め方
研究テーマは、入学後のディスカッションを通じて具体化していきます。自分がどのスケール(建築 / 都市 / 国土)に関心があるか、どのようなデータや手法を使いたいかなどを整理しながら進めます。既存テーマを発展させることも、新しいテーマを提案することも可能です。
週1回の全体ゼミでは、進捗を報告し、教員・学生全員でディスカッションします。留学生が在籍する場合は、英語での発表・議論も行われます。全体ゼミとは別に、指導教員との個別ディスカッションも随時実施しています。
コアタイムはありません。ただし、研究の進捗は毎週のゼミで確認するため、自律的に時間を使いながら研究を進められる学生が向いています。

研究環境
本研究室は東京大学生産技術研究所(駒場Ⅱキャンパス)に所在しています。建築学専攻の他研究室とも密に交流しつつ、機械・情報・化学・社会科学など他分野の研究者とも日常的に接点があります。
教員・スタッフ:准教授1名、特任講師1名、助教1名、特任助教2名、事務1名(2026年4月時点)
学生:博士課程4名、修士課程7名(2026年4月時点)
各学生に専用の研究スペースを用意しています。GPU搭載の高性能PC、机、収納ボックスを一人一台ずつ割り当てており、計算環境に不自由はありません。


国際会議発表と査読付き論文
本研究室では、修士課程の全員が、在学中に海外での国際会議発表を経験しています。国際会議での発表は、英語での研究発信力を鍛える機会であると同時に、海外の研究者との接点を作る場でもあります。
近年の発表先は、ウィーン、ワシントンDC、コロラド、インド、マレーシア、台湾などです。
また、2年間の研究を着実に積み重ねた結果として、多くの学生が修士論文を査読付き論文に昇華させて卒業しており、建築学会計画系論文集・建築情報学会誌・都市計画論文集などへ多くの採択実績があります。
受賞実績
本研究室の学生・修了生は、国内外の学会や学内表彰で継続的に受賞しています。中心にあるのは、日本建築学会・日本都市計画学会など、建築・都市計画分野の主要学会での受賞です。これに加えて、学内表彰、研究所表彰、オペレーションズ・リサーチやスケジューリングなどの数理分野・国際会議での発表表彰にも広がっています。特定の分野に限らず、研究を丁寧に進め、発表し、論文としてまとめる過程が評価につながっていることが、本研究室の特徴です。
2025年 日本建築学会大会 建築計画部門 若手優秀発表賞 丸山純矢
2025年 UTokyo-IIS Research Collaboration Initiative Award 丸山純矢
2025年 都市計画学会 論文奨励賞 羽佐田紘之
2025年 日本オペレーションズ・リサーチ学会 学生優秀発表賞 井上皓陽
2024年 Best Paper Presenter, The 3rd International Symposium on One Health, One World Motoya Ueda
2024年 都市計画学会 論文奨励賞 井澤佳織
2024年 東京大学大学院工学系研究科長賞 山崎友暉
2023年 日本建築学会大会 情報システム技術部門 若手優秀発表賞 丸山純矢
2023年 日本建築学会大会 都市計画部門 若手優秀発表賞 羽佐田紘之
2023年 日本都市計画学会 年間優秀論文賞 羽佐田紘之
2023年 東京大学大学院工学系研究科長賞 井澤佳織
2023年 UTokyo-IIS Research Collaboration Initiative Award 羽佐田紘之
2022年 日本建築学会大会 都市計画部門 若手優秀発表賞 向井歩
2022年 日本都市計画学会 年間優秀論文賞 井澤佳織
2022年 UTokyo-IIS Research Collaboration Initiative Award 井澤佳織
2021年 日本建築学会大会 建築社会システム部門 若手優秀発表賞 井澤佳織
2021年 日本建築学会大会 都市計画部門 若手優秀発表賞 川口湧也
2021年 日本オペレーションズ・リサーチ学会 学生論文賞 羽佐田紘之
2021年 スケジューリング学会 奨励賞 羽佐田紘之
修了後の進路
修了後の進路は、建築・都市分野にとどまらず多様です。
設計・建設、不動産・デベロッパーに進む学生に加え、コンサルティング、シンクタンク、金融、IT・通信、交通・インフラ、官公庁、研究機関へ進む学生もいます。
主な就職先の例:
日本設計、大成建設、鹿島建設、東京建物、森トラスト、野村総合研究所、三菱総合研究所、ボストン コンサルティング グループ、ゴールドマンサックス、全日本空輸、JR東日本、国土交通省、NTTドコモ、日立製作所、電通、東京大学先端科学技術研究センター など
建築学専攻に所属していながら、設計事務所やゼネコンに限らない進路を取る学生が多いことも、本研究室の特徴の一つです。
FAQ
Q. 数学やプログラミングに自信がなくても大丈夫ですか。
A. 入学時点での習熟は問いません。毎年、入学後に初めてPythonや最適化ソルバーを学ぶ学生がいます。ただし、データや計算に対して抵抗感がないことは前提です。
Q. 他大学からでもなじめますか。
A. なじめます。他大学・他分野からも多くの進学実績があります。見学や個別相談の段階で、研究内容だけでなく日常の進め方についてもご確認ください。
Q. 研究テーマはどう決まりますか。
A. 入学後、研究室ミーティングでの全員ディスカッションを通じて絞り込みます。関心のあるスケール、使いたい手法、利用可能なデータを見ながら具体化していきます。
Q. まだ志望が固まっていませんが、相談できますか。
A. 問題ありません。関心のあるテーマを一つ挙げていただければ十分です。
研究室見学
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