花火の可視性を計る

近夏の風物詩として存在感の大きなものに,花火大会が挙げられます.本研究では,夏の夜空に打ち上がる花火の見え方に主眼を置き,建物による遮蔽と観測位置などを考慮した上で,視対象の花火がどのくらいの大きさで,かつどのくらいの割合で視界にとらえられるかを定量的に評価しています.分析例として,『神宮外苑花火大会』で打ち上がる花火を対象とし,周辺4区(千代田区・港区・新宿区・渋谷区)内の各地点から花火を望んだときの花火の視認量を可視化したものが上図となります.25万戸を超える全ての建物データを同時に考慮している点に特長があり,花火以外にも様々なランドマーク評価への応用可能性が期待できます.

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