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建築・都市空間のシームレスな設計

(研究概要をまとめたパンフレットもご覧ください)

21世紀に目指すべき社会像として,持続可能社会・多世代共創社会が共通認識になりつつあります.複数の建築が集まり,町をつくり,都市をつくり,そして国をつくる,という事実を鑑みれば,建築あるいは都市といった言葉の縛りに囚われず,様々な分析スケールを跨いだシームレスな議論が,より一層重要となるのではないでしょうか.

ある単体の建築物が建つことによって都市にどのような影響が生じるのか.あるいは都市はその敷地にどのような建築物が建てられることを望んでいるのか.建築計画・都市計画に焦点を当てる研究室の一つとして,「建築⇔都市を繋ぐ」ことの本質とは何か,議論を重ねています.

都市計画の目的が空間に対する方向性を示すことと仮定すると,建築計画の目的はその方向性ができる限り円滑に達成し得るよう空間の質を高めることとも解釈できるのではないでしょうか.空間には収容できる限界がある.空間の移動には距離負担が生じる.このような空間の構造的宿命を前提とした建築・都市のあり方を考えています.