電気自動車の社会普及に向けて

近年,環境意識の高まりも後押しし,電気自動車(EV: Electric Vehicle) に対する注目が高まっています.相次いで市販用EVの発売も開始されており,社会全体への普及が期待されています.しかしながら,日々,性能向上が試みられているものの,現状では連続航続距離が300km未満と,未だ十分な性能を有していません.

したがって,EVを快適に社会で活用するためには,ガソリンスタンドに相当する大規模なインフラ整備が必要不可欠です.そこで本研究では,EV の支援インフラとして充電施設に焦点を当て,各充電施設に対するEV 到着数の見積もりを行うための数理モデルを提案しています.実際2016年7月現在で,全国にEV急速充電スタンドは6000ヶ所以上ありますが,上図の色分けで示すように各スタンドの適切なる規模を,詳細な人口分布や道路ネットワークを考慮した上で計算することなども可能となります.

→詳しくは (査読付き原著論文)
→詳しくは ((株)オクトーバースカイ インタビュー記事)